日本政治の課題
はじめに:支持と課題意識の共存 私は参政党を応援しています。 理由は単純明快で、「理念と熱量」があり、国民に希望を提示できる政党だからです。 しかし同時に、課題を見ないふりをしている自分もいます。これは、多くの有権者が陥りがちな現象で、私も例外ではありません。 政治は複雑で、投票時点では政策の全体像や実現可能性を完全には把握できません。だからこそ、応援するという行為は、理想を信じることに近く、国民としての主体的な意思表明でもあります。 参政党の優秀さ:理念と国民の心をつかむ力 参政党には以下の点で優秀さを感じます。 1. 生活者目線の経済政策 消費税段階的廃止 国民負担率35%以内 教育給付金や社会保障の充実 これらは日々の生活に直結するもので、国民の安心感や共感を得やすい。数字で示すことで信頼性が高まる心理効果もあります。 2. 教育・国家アイデンティティへの投資 学習力重視の教育改革 自虐史観の排除と創憲運動 理念が明確で、国の将来を見据えた政策になっています。 3. 食料自給率や環境への取り組み 10年で食料自給率倍増、2050年には100%自給体制 水資源・森林の保全、化学依存を避けた医療・食 長期的な国家安全保障や国民生活の基盤を守る視点も優れています。 参政党の課題:構造認識の甘さ 一方で、参政党には課題もあります。特に「問題の構造理解」が甘い印象です。 1. 消費税減税と財政 減税は耳ざわりが良いが、国の財政構造や社会保障費膨張への対応策は十分ではない 「国債発行による積極財政」に依存する部分が大きい 2. 省庁・官僚制の非効率 予算の使い切り、縦割り行政などの問題に深く切り込んでいない 財政合理化や責任明確化の具体策が不足 3. 構造問題の浸透 国民や政治家の問題意識が共有される前に踏み込みすぎると潰される だから軽く触れつつ、支持基盤を固めてから段階的に浸透させる戦略が必要 筆者の政治観:現実と理想のバランス 私の政治観は、次の二点に集約されます。 妥協しながら進む現実主義 自民党のようにしがらみで動けない政党より、理念と自由度のある政党が段階的に改革を進める方が現実的 理想を掲げつつ、現実政治の制約を理解して戦略的に行動する 未来政治...